気づけば外はもう白いあくび
一日が、きっと動き始めた

重心が少しズレたまま僕は
昨日の朝も聞いたはずの
鳥の声に耳を傾けて

なあ　どこからがはじまりで
どこまでで終わりなんだろうなあ
なあ　リモコンのスイッチ入れて
それがはじまりってことはないのかい？

そして今　僕はどこにいるの？
探せた言葉も、今は見つけられない

君の進む向きに僕がただ
ついてゆけなくなっているだけ
だから手を差し伸べてほしい　無理にでも


きっと明日はもっとうまくやれる
きっと明日はきっと動き始める

中心街　通り過ぎたまま僕は
その真ん中で叫んだはずの
僕の声を繰り返し続ける


君の進む向きに僕がただ
ついてゆけなくなっているだけ
だから手を差し伸べてほしい　無理にでも

だから、だから差し伸べてほしい
…無理ですか？


僕はただ散らかる部屋の床見つめながら
こうして見つめているだけ

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